■成果の普及と活用
海生研は、専門知識を活用して国や自治体、民間からの受託調査業務を行っています。また、電源立地地域の自治体や関連する機関の要請に応じて、成果の提供や技術協力などを行っています。
研究成果は、学術雑誌や「海生研研究報告」を通して公表するとともに、広報誌である「海生研ニュース」、パンフレット、ウェブサイトなどを通じて、わかりやすく内容を紹介しています。
ウェブサイトでは「海生研ニュース」や「海の豆知識」のバックナンバー、デジタル・アクアリウムでの実験魚のビデオ解説などがご覧いただけます。
中央研究所本所のデータライブラリーでは、国内外の研究報告、学術雑誌などから、取放水関連情報や海洋生物の生態知見などを収集し、海生研の調査研究に役立てるとともに、収集情報を公開して、水産業界、電力業界などの問い合わせにも応じています。
中央研究所柏崎支所に併設する温排水資料展示館では、温排水の生物影響に係る研究成果の紹介に加え、海産生物の展示、また、海洋環境や生物などについて、楽しく学べるような情報を提供しています。
■地域との連携
海生研では定期的に研究施設を公開しています。飼育試験施設を含む研究設備の見学、生き物の顕微鏡観察、魚の解剖やタッチングプールなどを行うとともに、海の環境や生物に関する研究成果や情報を楽しく、分かりやすく説明しています。また、海藻押し葉しおり、オリジナルエコバッグ作製などの体験コーナーなど、海への関心を高めてもらう試みも行っております。
このほか、総合学習、職場体験学習をはじめとする教育活動や、環境保全活動などに積極的に協力することで、地域とのつながりを大切にしています。
飼育施設見学 |
魚の解剖 |
タッチングプール |
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総合学習 |
標本相談 |
放流事業 |
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