— 海洋生物環境研究所の役割 —

1.海洋生物環境研究所の役割について

 当研究所は1975年創設以来、科学的手法に基づき、沿岸海域等における環境、生物及び生態系に関する学術調査研究を行い、その成果を公表すること等により、エネルギー産業などにおける沿岸海域利用の適正化と、沿岸海域等との自然環境、水産資源及び漁場環境の維持・保全に寄与することを目的とする公益財団法人です。
マリン・エコラベル・ジャパン・マーク 経営理念として、「かけがえない海を未来に伝えるため、エネルギー生産と海洋環境の調和ならびに安心かつ安定的な食料生産に貢献いたします。」を掲げています。  
 マリン・エコラベルが掲げる水産資源の持続的利用と環境や生態系の保全に配慮した漁業・養殖生産は、当研究所の理念や取組みとも合致しており、これまで培ってきた沿岸域や漁場環境の維持・保全に係る技術の展開が可能な分野と考え、マリン・エコラベル認証事業に参画することと致しました。

<公平性のコミットメント>
 当研究所中央研究所は、(一社)マリン・エコラベル・ジャパン協議会が定める認証機関への要求事項並びに国際的な規格に従って、認証活動の公平性に責任を負い、認証プロセスに関与するすべての要員が公平に行動することを約束します。

<認証審査業務の方針>
 当研究所中央研究所が行う認証審査業務の方針は次のとおりとし、すべての活動はこの方針に基づいて行われるものとする。
(1)認証審査に関する業務を公平、公正、迅速に提供する。
(2)認証審査に関する業務の信頼性確保のため、必要な技術的能力の維持・向上に努める。
(3)認証審査に関する業務の機密保持、客観性及び公平性に関して、他の業務部門からの影響の排除に努める。
(4)スキームオーナーの適正な運営に寄与する。
(5)認証審査業務の結果を左右しかねないような全ての商業的、財政的、その他の圧力に影響されないようにする。

公益財団法人 海洋生物環境研究所中央研究所  

2.海洋生物環境研究所中央研究所の行う認証審査業務について

 マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)協議会の審査機関としての認証審査(養殖認証、流通加工段階認証)(2022年より)
 当該認証審査において認証が決定された事業者には、マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)認証が授与されます。
 なお、当研究所中央研究所は、公益事業として認証審査業務を行っております。

認証機関への要求事項(生産段階(養殖))  認証機関への要求事項(流通加工段階(CoC))

 →MEL認証制度の概説
  公益財団法人 海洋生物環境研究所の役割
 →認証手順と認証申請
 →認証受付状況・認証実績