— MEL認証手順と審査申込 —

認証の手順
 認証の標準的な手続きの流れは、下記のようになります。それぞれの内容につきましては、「水産エコラベル認証-認証取得のためのガイド-第4版」2023年2月(一社)大日本水産会を参考にしてください。

審査手順の概要

審査手順の概要
出典:水産エコラベル認証-認証取得のためのガイド-第4版 (一社)大日本水産会

認証の基準
 当研究所中央研究所が行う認証業務は、MELの認証規格に基づく認証に必要な事項を規定する「認証業務品質マニュアル(公益財団法人海洋生物環境研究所中央研究所)」に則り行っています。

 養殖業の認証基準(認証の「原則」)
  ①養殖生産活動において社会的責任を着実に果たすこと
  ②養殖対象水産動物の衛生福祉が配慮されていること
  ③生産物の食品安全が確保される養殖が営まれていること
  ④環境に配慮された養殖が営まれていること

 流通・加工業の認証基準(認証の「原則」)
  ①申請者は関係する国内法を遵守していること
  ②トレーサビリティが確保されていること
  ③対象水産物以外の水産物の混入、混在が防止される管理体制があること
  ④ロゴマーク使用・管理規程に基づきロゴマークを使用していること

出典:水産エコラベル認証-認証取得のためのガイド-第4版 (一社)大日本水産会発行 

認証取得に関する基本情報
 認証取得をお考えの方に、基本的な情報を整理しました。実際には、認証を受ける魚種の数や、流通先、流通加工段階認証の拠点数などによって変動しますので、目安としてお考えください。

マリン・エコラベル・ジャパン・マーク(1)認証期間
 ・生産段階認証(養殖)、流通加工段階(CoC)認証は3年

(2)審査の種類
 ・本審査(初回審査)
 ・年次審査・・・・生産段階認証(養殖):初回18ヶ月、2回目以降12ヶ月ごと
        流通加工段階(CoC)認証:8~18ヶ月ごと(リスクのレベルによる)
 ・更新審査・・・・生産段階認証(養殖)、流通加工段階(CoC)認証:3年ごと

(3)審査料金について(2024年6月時点)(税抜)
 ○初回審査
 ・生産段階認証(養殖):61万円~ ※1魚種、1漁場の場合の目安
 ・流通加工段階(CoC)認証:35万円~ ※1拠点の場合の目安
 ○年次審査・・・・初回審査の約60%   ○更新審査・・・・初回審査の約80% 
※現地審査に伴う審査員旅費が別途かかります。
※申請の内容(魚種の数や、流通先、流通加工段階認証の拠点数、漁場の数)によって異なりますので、詳細はお問合わせください。

(4)ロゴマークについて
 認証取得後、マリン・エコラベル・ジャパン協議会との「ロゴマーク使用契約」と、ロゴマーク使用許諾料の支払いが必要になります。「ロゴマーク使用・管理規程」と許諾料については、マリン・エコラベル・ジャパン協議会HP(https://www.melj.jp/logo)でご確認ください。

申請をお考えの方へ
 申請をお考えの方は、下記認証申請書を作成し、それに関する資料とともに当研究所中央研究所へ提出してください。当研究所中央研究所では書類が揃っているか(記載内容は契約後の審査で検証します)を確認し、審査契約をご案内させていただきます。
 なお、当研究所中央研究所は、商業的に機微な内容を除く認証報告書の全文が開示されることに関しても、認証審査契約書に記載して認証申請者と契約を結びます(当研究所中央研究所が定める審査実施手順書1.2.6)。

審査契約書(養殖認証を事例に)

認証申請書(養殖)PDF書類  認証申請書(養殖)PDF書類  認証申請書(養殖)WORD書類   認証申請書(流通・加工)PDF書類  認証申請書(流通・加工)PDF書類  認証申請書(流通・加工)WORD書類

申請者・依頼者の権利および義務に関する情報
 申請の際には下記の誓約書や規程をご確認いただいたうえで、審査契約を締結させていただきます。

審査契約書(養殖認証を事例に)  機密保持規定  苦情および異議申し立て処理規程  認証の非差別性について

お問合わせ先
 申請に関する問い合わせ・ご相談
 E-mail:cb-mel@kaiseiken.or.jp


 →MEL認証制度の概説
 →公益財団法人 海洋生物環境研究所の役割
  認証手順と認証申請
 →認証受付状況・認証実績